デンマーク政府は、2020年までにエネルギー産業の化石燃料利用を2009年比で33%削減し、2050年には化石燃料からの完全な脱却を目指す「エネルギー戦略2050」を発表した。戦略には、各種具体的施策とその資金的裏づけを盛り込み、国の財政と国内企業の国際競争力を維持しつつ、エネルギー効率の向上と再生可能エネルギーへの転換を図るとしている。具体的な取組みの例としては、バイオマス・バイオガス関連(バイオガス生産への助成拡大や小規模発電のバイオマス使用促進策等)、風力発電(600メガワット級洋上風力タービンの利用開始、沿岸・陸上に設置する小規模風力タービンの研究開発等)、エネルギー効率化(省エネ目標の引上げ、石油・ガス炉の段階的撤去等)、その他のエネルギー技術の開発支援(太陽光や波力、ヒートポンプ、地熱発電等)が挙げられている。気候・エネルギー省のフリス大臣は、「具体的戦略をもって化石燃料脱却を宣言したのはデンマークが最初。再生可能エネルギー技術輸出のチャンスにもなる」と期待している。
情報源 | デンマーク気候エネルギー省 プレスリリース |
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国・地域 | デンマーク |
機関 | デンマーク気候エネルギー省 |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 風力発電 | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | バイオマス | バイオガス | エネルギー効率 | 化石燃料 | デンマーク | 気候エネルギー省 | エネルギー戦略 |
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