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 国際エネルギー機関、2017年のエネルギー関連CO2排出量は2014年以降初めて増加したと報告

発表日:2018.03.22


  国際エネルギー機関(IEA)は、世界のエネルギー及びCO2排出量に関する報告書の中で、2017年の世界のエネルギー需要は2.1%増と2016年の伸び率を2倍以上上回ったことを明らかにした。また、エネルギー関連のCO2排出量は、2014年以降続いていた横ばいから増加に転じて1.4%増となり、過去最高の32.5ギガトンに達した。CO2排出量については主要経済国の中でも差があり、アメリカ、イギリス、メキシコ、日本では減少している。さらにIEAは、世界の発電量は3.1%増でエネルギー需要の伸びを大きく上回ったことや、エネルギー効率の向上率が過去3年間の平均2.3%に対し2017年は1.7%に鈍化したこと等も報告した。ビロルIEA事務局長は、「現在の気候変動対策が十分だというには程遠い」と指摘する。なお、2017年の世界のエネルギー需要の増加分の70%以上は化石燃料が、25%は再生可能エネルギーが賄うかたちとなった。再生可能エネルギーの発電量伸び率は、他の燃料を凌ぐ6.3%を示し成長が著しいという。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 気候変動 | CO2排出量 | エネルギー | 国際エネルギー機関 | IEA | エネルギー効率 | 化石燃料 | 発電量
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