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 中国科学院、都市の大気汚染からの推定では中国の大気汚染の全体像を示せないと報告

発表日:2020.11.06


  中国科学院(CAS)は、中国全土の都市部と郊外の大気汚染を初めて比較し、微小粒子状物質(PM2.5)とオゾンの量が正しく推定されていない可能性があると報告した。研究者たちは、2015~2018年までの期間中に中国環境モニタリングセンター(CNEMC)が構築した都市部の1,171か所と郊外の110か所の観測サイトからの大気質データを調査した。都市部は全土のわずか2%の面積でしかないため、CNEMCの観測網から得られる都市部の比率が支配的な大気質データでは中国の広い範囲において冬季のPM2.5を過大評価している一方、冬季のオゾンを過小評価している可能性がある。このため、CNEMCのモニタリングデータを評価に使用する場合は、都市部以外の観測サイトをより多く構築する必要がある。研究者たちは、中国の大気汚染の影響をより正確に推定するために、今後、解析モデルを改良する予定である。

情報源 中国科学院(CAS)ニュース
国・地域 中国
機関 中国科学院(CAS)
分野 健康・化学物質 大気環境 環境総合
キーワード 大気汚染 | オゾン | 中国科学院 | 微小粒子状物質 | PM2.5 | モニタリングデータ | 大気質データ | 解析モデル | 中国環境モニタリングセンター | 観測サイト
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