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 国際再生可能エネルギー機関、グリーン水素のコスト削減戦略を報告

発表日:2020.12.17


  国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、再生可能電力で生産したグリーン水素は、2030年までには化石燃料を利用して製造されるブルー水素とコスト面で競えるようになる可能性があると、報告書「グリーン水素コスト削減:1.5℃の気候目標を達成するための水電解装置のスケールアップ」の中で報告した。グリーン水素は、二酸化炭素回収・貯留(CCS)と組み合わせて化石燃料から製造されるブルー水素の2~3倍のコストがかかっている。グリーン水素の製造コストは、再生可能エネルギーの価格、水電解装置の投資コスト、稼働時間によって決まるため、再生可能エネルギーの低コスト化に加えて、従来のメガワット規模から数ギガワット(GW)規模への水電解装置のスケールアップと性能向上を通じて、水電解装置のコストを削減するための戦略と政策を明らかにした。また、水電解装置の標準化と大量生産、運転の効率化なども重要となる。

情報源 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)プレスリリース 「グリーン水素コスト削減:1.5℃の気候目標を達成するための水電解装置のスケールアップ」報告書
国・地域 国際機関
機関 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | CCS | 化石燃料 | 国際再生可能エネルギー機関 | 水電解装置 | 二酸化炭素回収・貯留 | グリーン水素 | 再生可能電力 | ブルー水素 | グリーン水素コスト削減
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