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 国立科学財団、米国の淡水の塩分濃度が上昇する塩害問題を報告

発表日:2021.01.07


  国立科学財団(NSF)が助成した研究によると、米国全土の河川、湖沼、貯水池の塩分濃度が急速に上昇しており、生態系を脅かすと共に、飲料水と食糧供給の安全性を脅かしていることが明らかになった。原因としては、冬季における道路や駐車場での過度の融雪剤の使用、産業排水や自治体の廃水の排出などが挙げられる。淡水の塩水化を防ぐためには、既存のインフラの設計や運用方法を変更するとともに、洗剤などの家庭用製品の選び方や、道路への融雪剤の使用量等、日常の行動を変える必要がある。淡水の塩水化は、人々の日常生活の中で知らず知らずのうちに関わっている問題のため、従来のアプローチでは簡単には解決できない今後の環境問題の一つである。

情報源 国立科学財団(NSF)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 国立科学財団(NSF)
分野 水・土壌環境 環境総合
キーワード 生態系 | 河川 | 湖沼 | 淡水 | 産業排水 | 貯水池 | 国立科学財団 | 塩水化 | 塩害問題 | 融雪剤
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