イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)のスペルマン大臣は、地域の自然環境の保全と野生生物の生息地保護にあたるプロジェクトを支援するため、12の自然改善地域(NIA)を選び公表した。この12地域では、Derfaから総額で750万ポンドの助成金を受け(2012~2015年)、住民や農家、NGO、国立公園等の地域団体のパートナーシップによるプロジェクトが2012年4月から開始される。NIAは、昨年発表された自然環境白書の重点的な取組のひとつで、全国から76の応募があった。選ばれたのは、中西部のバーミンガム付近の重工業施設跡地等をヒースの原野に変えるプロジェクトや、絶滅危惧種のイケチョウ貝を守る、北部デボン州トリッジ川周辺の生息地修復プロジェクト等多彩な内容で、潟湖(ラグーン)や湿地、泥炭地、河川、石灰岩の丘陵地帯や森林等の数十万ヘクタールに及ぶ環境改善を行う。民間主導のプロジェクトを国が支援するNIAにより、生物多様性の維持、人と自然の関係強化、回復力のある環境ネットワーク構築が期待できるという。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 野生生物 | プロジェクト | 助成 | 自然環境 | 生息地 | ネットワーク | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 自然改善地域 |
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