国連環境計画(UNEP)は、北マケドニアのシャルマウンテン(Shar Mountain)が新たな国立公園として承認されたことを紹介した。627.05km2の新たな国立公園の追加によって、合計2,400km2にわたる欧州最大級の越境保護地域が確立されたことになる。シャルマウンテンは、固有種を含む多様な植物種や絶滅危惧種であるバルカンオオヤマネコが生息する、欧州の生物多様性に富んだ地域である。同国立公園は、環境保護レベルごとに4つの地区を区分しており、科学的研究や伝統的な放牧のみの利用などに限定する地区がある一方で、自然保護に悪影響を及ぼさない経済活動が認められている地区もあり、土地の利用やその地区における活動などについても違いを設けている。2021年4月に発表された国連総会決議では加盟国に対し、越境保護地域の拡大を含め、生物生息地の連結性を維持・強化することが求められており、北マケドニアは同決議の後、国境を越えて野生生物をつなぐ新しい国立公園を世界に提案した最初の国となった。
| 情報源 | 国連環境計画(UNEP)プレスリリース | 
|---|---|
| 国・地域 | 国際機関 | 
| 機関 | 国連環境計画(UNEP) | 
| 分野 | 自然環境 | 
| キーワード | 生物多様性 | 野生生物 | 絶滅危惧種 | 国連環境計画 | 固有種 | 国立公園 | 放牧 | 北マケドニア | シャルマウンテン | バルカンオオヤマネコ | 
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