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 ワシントン条約、野生生物の違法取引と生物の絶滅への取り組み強化へ

発表日:2016.01.11


  ワシントン条約(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の常設委員会は、2016年1月11日からジュネーブで第66回会合を開催する。これに世界各国から約500名が集まり、野生生物の生存を脅かす密猟や違法取引に対する取組強化に向けて協議し、8カ月後にヨハネスブルグで開かれるCITES第17回締約国会議に向け勧告をまとめる。今回の会合では特に、ゾウやサイ、アジア大型ネコ科動物、チーター、ヨウム、センザンコウ、サメ等のほか、シタン等の樹木種等の違法取引に対する追加措置、象牙の違法取引に関与する19カ国における「国内象牙行動計画」の策定・実施の進捗、対策重点国17カ国におけるCITES実施のための国内法の妥当性について検討する。この他、国内法の不整備やCITES掲載種の取引に関する年次報告書未提出等に対する措置(取引一時停止等)、掲載種の取引で発生する汚職の防止策、飼育繁殖された掲載種に関わる問題、掲載種の国際取引のトレーサビリティ、能力開発の改善等についても協議する。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 自然環境
キーワード 野生生物 | 絶滅危惧種 | 国連環境計画 | UNEP | ワシントン条約 | 野生動植物 | 国際取引 | CITES
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