イギリス政府、セイウチなどへの象牙禁止措置の拡大について意見を募集

発表日:2021.07.17

イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、イギリス政府が世界的に先駆けてカバ、セイウチ、イッカクなどの「象牙(アイボリー)」禁止の拡大に関する協議を実施し、一般市民、産業界、利害関係者から意見を募集していると紹介した。象牙はゾウからのみ獲られるのではなく、カバのような絶滅危惧種やその近縁種なども対象となっており、密猟の脅威に晒されている。イギリス政府は種の絶滅の脅威に対抗すべく象牙の規制を拡大する選択肢を検討しており、1)ゾウの牙のみを対象とした現行の禁止措置を維持、2)ワシントン条約に登録されている5種(カバ、イッカク、シャチ、マッコウクジラ、セイウチ)にも象牙法を拡大、3)カバの牙にのみ象牙法を拡大、という3案について意見を求めている。イギリスの動物保護団体関係者は、象牙の取引においてゾウの牙のみに焦点が当たることで、象牙の取引業者や消費者が代替品に目を向けることとなり、他の象牙を持つ生物種が被害を受ける可能性があるため、イギリスの象牙法を全ての象牙を持つ種に適用すべきであると述べている。

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