イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)、及び野生動物保護団体、動物園等は共同で、象徴的な絶滅危惧種4種(サイ、トラ、オランウータン、ゾウ)の保護を国民に呼びかけるキャンペーンを今後一年間にわたり展開する。現在、野生のサイは、平均すると11時間に1頭の割合で密猟されており、その個体数はわずか2万8000頭と推定されている。最近の世論調査によると、イギリス国民の54%はこれらの動物が30年後には絶滅すると予想しているという。今回のキャンペーンでは、これら4種の現状について国民の認識を高めるとともに、絶滅から救うための具体的な行動として、1)絶滅危惧種の骨や角などを利用した製品は購入前によく考える、2)製品の由来や持続可能な生産方法によるものかを確認、3)野生動物保全活動への参加・支援、4)野生動物製品の売買に関わる不審行為は地元警察に通報、等を促す。Defraは、現在開催中のワシントン条約(CITES)締約国会議でも、象牙の販売禁止の継続や、サイの角の輸出・再輸出に対する措置強化を求めている。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 野生動物 | 絶滅危惧種 | 製品 | 保護 | 保全活動 | ワシントン条約 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | キャンペーン | CITES |
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