イギリス政府は、世界で絶滅の恐れが特に高い、あるいは人気のある生物種を保護するさまざまなプロジェクトに対し130万ポンドを拠出すると発表した。環境大臣によると、トラやサイ、ゾウなどの人気動物の多くは密猟や生息地の破壊などによって減少し、絶滅の危機に瀕している。これらの動物が絶滅してしまう前に地球規模での行動が必須であるとの理由から、絶滅危惧種の保護や国際取引の取締り等に取り組むプロジェクトに対し、新たな資金援助を行うという。対象となるのは、2022年までに野生のトラの個体数倍増を目指す「世界トラ回復プログラム」をはじめ、生物多様性条約名古屋議定書の発効に向けた取組、大型類人猿生存プロジェクト、国際自然保護連合(IUCN)の専門家グループによるアフリカのサイやゾウなどの保護プロジェクト、野生生物に関する犯罪と闘うための国際コンソーシアムによるワシントン条約実施の強化など多岐にわたる。イギリス政府は、このような国際プロジェクトに貢献することで、絶滅の危機に瀕している生物種の世界的な保護につながる道筋をつけたいとしている。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 野生生物 | 国際自然保護連合 | 生息地 | 絶滅危惧 | ワシントン条約 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 名古屋議定書 | 国際取引 | 密猟 |
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