国連環境計画(UNEP)は、2021年11月に開催された水銀に関する水俣条約第4回締約国会議(COP4)について、情報を公開した。同会議はオンライン形式で実施され、各国政府や団体から1,000人以上が集まり、同条約の進捗状況について交渉し、2022年度の作業プログラムと予算を承認した。また、円滑な交渉プロセスのために参加を促進することを目的として、2022年3月にインドネシアで対面形式での会議を再開することに合意した。同会議の開催期間中、サイドイベントとして映画「水俣」の監督と主演俳優との対談などが行われたほか、カナダとその先住民族における水銀モニタリングなど、さまざまなトピックが取り上げられた。同条約は、2013年に採択された国際協定で、20世紀半ばに水銀を含んだ工業廃水によって数千人が汚染され、「水俣病」として知られるようになった日本の湾にちなんで名付けられた。2017年8月に発効して以来、135の締約国が、水銀の供給と取引の規制、水銀の使用・排出・放出の削減、国民の意識向上、必要な制度の構築に向けて協力している。
情報源 | 国連環境計画(UNEP)プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 水銀 | 国連環境計画 | 進捗状況 | 水俣条約 | 水俣病 | 先住民族 | COP4 | 水銀モニタリング | 工業廃水 |
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