海外ニュース


 世界資源研究所、革新的技術で衣料品廃棄物をリサイクルするケニアのパートナーシップを紹介

発表日:2021.12.02


  世界資源研究所(WRI)は、衣料品廃棄物を新たな製品製造のための持続可能な原材料に加工している、ケニアのパートナーシップ「Closing Loop on Textile Waste」を紹介した。ファッション業界は世界の炭素排出量の4~10%を占め、水の消費量も2番目に多く、この問題はさらに悪化する可能性がある。衣類は生産過程で最大20%の生地が失われ、この繊維廃棄物は埋め立て地への輸送や衣類の焼却時に自らの排出量を生み出す。同パートナーシップは、米国の企業が開発した革新的な化学品リサイクル技術を用いて、繊維廃棄物を高品質な製品に再生し、新たな製造工程で再利用することを可能にしている。同国の繊維・衣料品の輸出は今後5年間で毎年25%ずつ増加すると予測されていて、繊維産業の拡大は重要な経済成長につながる一方、生産後の廃棄物の問題が山積している。同パートナーシップの技術は同国の繊維産業が既存の非効率的な廃棄システムから循環型システムへと移行する上で、大きな役割を果たすことになる。

情報源 世界資源研究所(WRI)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード ケミカルリサイクル | 世界資源研究所 | ケニア | 繊維 | 炭素排出量 | 衣類 | ファッション業界 | 繊維産業 | 循環型システム | 衣料品廃棄物
関連ニュース

関連する環境技術