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 カナダ環境・気候変動省、気候変動対策をより強化

発表日:2021.12.03


  カナダ環境・気候変動省(ECCC)は、同国の2030年の排出削減計画における削減目標を、前回の30%から、2005年比で40~45%に変更することを発表した。危機の緊急性、および同国のすべての経済部門と地域を巻き込む必要性を認識し、2021年末までに主要な排出削減対策に関する協議を開始する。具体的には、同国で新たに販売される小型車について、少なくとも2030年までに50%、2035年までには100%を排出量ゼロにする。さらに2030年までに石油・ガスのメタン排出量を2012年比で少なくとも75%削減する、2035年までに排出量が正味ゼロの電力網に移行する、などの目標につき、州、都市、先住民、産業界、市民社会が緊密に協力し、関連する考慮事項を特定し、共同の優先事項に対処することを確実にする。同国の「カナダネットゼロ排出責任法」に基づく必要事項は数多くあるが、同計画はそのうちの最初のものであり、同国政府は、将来の排出削減目標、計画、報告書の策定に向けて、より正式で一貫性のあるプロセスを検討している。

情報源 カナダ環境・気候変動省(ECCC)ニュース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境・気候変動省(ECCC)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | メタン | カナダ | 石油 | 電力網 | カナダ環境・気候変動省 | ネットゼロ | 経済部門
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