カナダ環境・気候変動省(ECCC)は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の規定に基づき、国別報告書および隔年報告書をUNFCCCに提出した。同国は2015年の隔年報告書に記載の2億2,700万トンの削減に加え、2030年までにさらに9,700万トンの二酸化炭素(CO2)削減目標を追加した。2021年、同国は「カナダ・ネットゼロ排出説明責任法」を採択し、2030年までに排出量を2005年比で40~45%削減するという新しい目標を法律で明記した。また、2030年までに石油・ガス部門のメタン排出量を2012年比で少なくとも75%削減することを約束した。同国はさらに「2030年排出量削減計画」を発表したが、同計画には新たな91億カナダドルの投資と、クリーン燃料など経済全体の対策が含まれるとともに、建物から自動車、産業までにおける幅広い取り組みを対象としている。2023年、同国は主要な石油・ガス生産国として初めて石油・ガス部門のCO2排出量に上限を設けるなど、さらなる対策を予定している。
情報源 | カナダ環境・気候変動省(ECCC) 声明 |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境・気候変動省(ECCC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | カナダ | 石油 | ガス | 国連気候変動枠組条約 | クリーン燃料 | カナダ環境・気候変動省 | メタン排出量 | 隔年報告書 | カナダ・ネットゼロ排出説明責任法 | 上限 |
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