フィンランド環境研究所(SYKE)は、産業部門で使用されている有害化学物質の管理強化の必要性を強調した。欧州連合(EU)では産業排出指令により産業界からの排出が管理されているが、排出削減に成功している重金属やダイオキシンなど、従来の有害物質以外の化学物質にも目を向けるべきである。同研究所が主体となり実施しているHAZBREFプロジェクトは、工業プロセスで使用されたり放出されたりする、化学物質の情報などの取り扱いにおける提言を含む報告書を提出した。また、産業界からの排出を管理する書類であるBREF(Best Available Techniques Reference Documents)などに、化学物質に関する特別な章を含めることや、特定の産業分野に関連する危険な化学物質の特定と管理強化などを提案した。同提案は2050年までにEUの温室効果ガス排出をゼロにする「欧州グリーンディール」の目標をサポートするものとなる。
情報源 | フィンランド環境研究所(SYKE)プレスリリース |
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国・地域 | フィンランド |
機関 | フィンランド環境研究所(SYKE) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | ダイオキシン | 重金属 | 産業部門 | 有害化学物質 | 欧州連合 | フィンランド環境研究所 | 管理強化 | 産業排出指令 | HAZBREFプロジェクト |
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