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 韓国環境部、建築物における水熱エネルギーの活用を決定

発表日:2022.04.25


  韓国環境部(MOE)は、同国の8団体と、9の公共・民間建築物に水熱エネルギーを供給するパイロットプロジェクトに関する協定を締結した。同プロジェクトにより、温室効果ガス排出量が年間1,900トン削減されると予想され、総消費電力量も大幅に削減される見込みである。同部は2030年までに、1GWの水熱エネルギーの導入により、427GWhの電力削減と21万7千トンの温室効果ガス削減を目指している。また同部は、2022年度中にゼロ・エネルギー・ビルの認証に水熱エネルギーを含めるための関連制度の見直しを行う予定である。同認証は延べ床面積1,000m2以上の公共建築物に再生可能エネルギーの利用を義務付けるものである。水熱エネルギーが同認証に含まれれば、建築基準の緩和、税額控除、財政支援など、水熱エネルギーの普及に向けた優遇措置を享受することができる。水熱エネルギーは、再生可能エネルギーを拡大し、建設分野でカーボンニュートラルを達成するための鍵となるものである。

情報源 韓国環境部(MOE)プレスリリース
国・地域 韓国
機関 韓国環境部(MOE)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | カーボンニュートラル | ZEB | 韓国環境部 | 義務 | ゼロ・エネルギー・ビル | 温室効果ガス排出量 | パイロットプロジェクト | 建設分野 | 水熱エネルギー
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