海外ニュース


 国際エネルギー機関、世界の電気自動車の台数は2016年に200万台に達したと報告

発表日:2017.06.07


  国際エネルギー機関(IEA)は、2016年の世界の電気自動車(EV)普及台数は前年比60%増の200万台に達したと報告した。中国は世界のEV販売台数の40%以上を占め、引き続き最大の市場となっており、同国とアメリカ、欧州の三市場で、EV販売台数全体の90%以上を占めるという。世界の普通乗用車におけるEVのシェアは0.2%に過ぎないが、国内でのEVの比率が高い国として、ノルウェー(29%)、オランダ(6.4%)、スウェーデン(3.4%)等が挙げられる。EVは今後約10年で一般普及段階に入ると見込まれ、IEAは、2020年までに900万~2000万台、2025年までに4000万~7000万台のEVが普及すると試算している。ただ、パリ協定の気候目標を達成するには2040年までに6億台のEVが必要であり、大気汚染の緩和、運輸部門のエネルギー多角化の観点からも、EVの普及拡大に向けた強固な政策支援が求められているという。IEAは、EVの導入に積極的な都市の事例や、まとまった数の車両を保有する自治体や事業者等におけるEV導入の効果、電気自動車イニシアチブ(EVI)の取組等についても報告している。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース 国際エネルギー機関(IEA) Global EV Outlook 2017(世界電気自動車展望2017年版)
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境
キーワード 電気自動車 | 大気汚染 | EV | エネルギー | 欧州 | 中国 | アメリカ | 国際エネルギー機関 | IEA | パリ協定
関連ニュース

関連する環境技術