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 生物多様性条約の作業部会、遺伝資源からの利益の配分に関する議定書について検討

発表日:2010.03.22


  生物多様性条約に基づく、遺伝資源からの利益の配分に関する議定書案について、2010年3月22日から、第9回遺伝資源へのアクセスと利益の共有に関するアドホック公開作業部会で検討がスタートした。会期は7日間の予定。遺伝資源へのアクセスと利益の配分(ABS)は、生物多様性条約の3つの目的の一つ。議定書案は、各国が数ヶ月にわたる交渉を経て起草したもので、遺伝資源の利用者や提供者に透明性の高い、明確な手続きを示す。議定書の文言は、第8回のアドホック公開作業部会での検討に基づいており、その後、世界各地で協議や議論が行われた。今回の会合の成果を踏まえ、議定書案は、2010年10月に名古屋で開催される第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)に採択のため提出される予定。生物多様性条約のジョグラフ事務局長は、任務を果たし、議定書案を名古屋に回付できるかどうかは、今回の会合の600名以上の参加者にかかっている と述べた。

情報源 生物多様性条約事務局 プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局
分野 自然環境
キーワード 生物多様性条約 | 作業部会 | COP10 | 遺伝資源 | ABS | 利益配分
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