国連環境計画(UNEP)は、アマゾン盆地諸国の気候変動への適応を支援するプロジェクトについて、解説した。同プロジェクトは地球環境ファシリティが資金提供し、2020年から2024年までアマゾン協力条約機構により実施される。対象地域は8か国にまたがり、持続可能な代替水源の利用を可能にするなどの取り組みが行われている。実施に先立ち、ボリビア、ブラジル、コロンビアなどが同地域で初となる、水資源を持続的に管理する地域戦略を採択した。同地域の河川を潤しているアンデス山脈の熱帯氷河は、世界で最も急速に後退している氷塊のひとつで、過去40年間に氷の面積の30~50%が失われ、最も脆弱な氷河はすでに消滅している。氷河の消失は山岳地帯の生活を破壊し、何億人もの人々が暮らす低地の水不足や水力発電の妨げにもなる。同地域の先住民や地域社会は、気候変動の原因となる排出に対する責任が最も小さいにもかかわらず、以前ほど自然と調和しない可能性がある、新しい生活様式に適応せざるを得ない状況となっている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) ニュース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 国連環境計画 | 氷河 | 地球環境ファシリティ | 適応 | ブラジル | ボリビア | コロンビア | アンデス山脈 | アマゾン盆地 | アマゾン協力条約機構 |
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