海外ニュース


 EU、持続可能で先進的な海洋利用・保全の研究に4500万ユーロを投資

発表日:2010.09.08


  EUは、「明日の海洋2011」事業として、持続可能で先進的な海洋利用と保全のための研究プロジェクトを公募し、4500万ユーロを助成すると発表した。海洋は、持続的な経済発展のために重要な役割を持つ一方で、海運、沖合エネルギー開発、観光、資源乱獲等により、海洋生態系と持続可能な海洋利用が脅かされている。欧州委員会のゲーガン=クイン委員らは、「地球表面の70%を占める海洋は、地球の生態系と人間の経済活動の両方に重要である。優れた研究を選ぶことで、欧州は沿岸エネルギー開発や海洋生物バイオテクノロジー技術といった分野での発展もできる」としている。研究対象分野は、1)多目的沖合プラットホーム、2)海洋生物多様性の機能研究とバイオテクノロジー応用に向けた生物情報科学、3)地中海・黒海での海洋生態系への影響、4)風力発電と海洋保護区のネットワーク管理、の4グループに分けられ、それぞれの中で、食品、農業、漁業、バイオテクノロジー、エネルギー、環境、輸送などのテーマを扱う。公募締切は2011年1月18日で、選考結果は2011年秋に発表される予定。

情報源 欧州委員会(EC) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会(EC)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 生物多様性 | 生態系 | 持続可能 | 欧州委員会 | 漁業 | 海洋保護区 | バイオテクノロジー | EC | 海洋保全 | エネルギー開発
関連ニュース

関連する環境技術