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 ドイツのレトゲン環境相、資源効率の向上を呼びかけ

発表日:2010.10.05


  ドイツ連邦環境省のレトゲン大臣は、同省がベルリンで開催した会議「資源効率-グリーン成長へのエンジン」で、ドイツを世界一、資源効率の高い国にしようと呼びかけた。会議の参加者約400人を前に、大臣は、資源消費による環境負荷は限界に達しており、環境保護と経済成長が両立する持続可能な成長モデルを開発する必要がある、と強調した。今後、先進国の成長モデルを発展途上国もたどり、資源の非効率的な利用が続けば、2050年には資源消費が現在の5~8倍に上昇し、地球の許容量を大幅に超えるとされる。国連は2050年までに人口が90億人に達すると予測しており、その人々が必要とする水や栄養の確保だけでなく、エネルギーや一人一人の豊かさの実現なども求められている。大臣は、それを実現するのは、資源効率の大幅な上昇であるとして、ドイツが、世界でもっとも資源効率の高い国になることを目指すよう訴えた。効率化によるコスト削減効果も大きく、関係機関(DEMEA)による試算では、年間1000億ユーロの削減も可能としている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード 環境負荷 | 国連 | エネルギー | 持続可能 | ドイツ連邦環境省 | 資源効率 | 先進国 | 経済成長 | 発展途上国 | 人口
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