アメリカ海洋大気庁ら、風力発電タービンの後流が発電効率に及ぼす影響を調査

発表日:2011.04.26

アメリカエネルギー省(DOE)、アメリカ海洋大気庁(NOAA)、コロラド大学を中心とする研究者チームは、2011年4月から風力発電タービン後流の調査を開始した。風力タービンの後流(風下に生ずる乱流)は、その風下のタービンを損傷し生産性を低下させる。研究チームは、コロラド州にある国立再生可能エネルギー研究所の国立風力技術センターの大型風力タービン1基を使い、急激な風力や風向の変化による後流の増幅、減衰、乱流など、タービン前後の大気の変化をライダー(レーザー光を用いたレーダー装置)によって詳細に調査する。後流の風速と風向の3次元画像を作成するための実験設備を設置したほか、各種機器装置を使って、長さ7km、高さ1kmのくさび形状となる後流を調査する。2010年末現在、風力発電はアメリカ電力の2.3%を占め、2009年の1.8%から増加した。いっそうの発電量増加のために、この研究に基づく風力タービンの設計基準の改善、発電効率の向上、エネルギーコスト削減が期待される。

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