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 アメリカ環境保護庁とNASA、人工衛星による大気汚染モニタリングの高精度化に向けプロジェクトを始動

発表日:2011.06.23


  アメリカ環境保護庁(EPA)とNASAは、人工衛星による地上付近の大気汚染モニタリングの高精度化に向けて、衛星と地上付近(航空機及び地上)で並行して観測を行い、その関係を探るプロジェクトを開始する。宇宙からの大気質観測では、広範囲の汚染状況を観測できる反面、鉛直方向の分布把握は困難で、大気上層と地上付近の汚染をどう区別するかが課題となっている。そのため今回の測定では、航空機及び地上での測定データを人工衛星のデータと比較することによって、将来的に地上付近の汚染状況を宇宙から観測できるようにすることを目指す。具体的には、人工衛星が毎日1回通過するメリーランド州東北部を対象に、航空機による測定を行うと同時に、飛行経路に沿って6ヶ所の地上測定点で窒素酸化物(NOx)とオゾンの測定を行う。人工衛星による大気汚染監視能力が向上すれば、汚染予測や汚染源特定の精度が高まるほか、粗い地上観測網に代わって地上全体の汚染分布状況が分かるようになると期待されている。測定飛行は、2011年6月27日以降7月末までに計14回実施の予定。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 大気環境
キーワード 人工衛星 | モニタリング | NOx | 大気汚染 | オゾン | アメリカ環境保護庁 | EPA | 予測 | 観測 | 航空機
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