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 EUの改正RoHS指令が発効、すべての電気電子機器、ケーブル、スペアパーツも対象に

発表日:2011.07.20


  欧州連合の改正RoHS指令(電気電子機器における特定有害物質の使用規制)が2011年7月21日に発効し、規制の適用範囲が拡大される。規制される化学物質は、これまでと同様、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェニル)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)である。改正の主な要素は、1)規制対象製品が、すべての電気電子機器、ケーブル、スペアパーツへ段階的に拡大(完全実施は2019年)、2)2014年までの禁止物質リスト見直し(以降、定期的見直し)、3)適用除外規則の明確化・透明化、4)REACH規則との一貫性向上、5)重要な定義の分類、6)電子機器に関わるEU規格およびRoHS規則への遵守を示すCEマーキング制度の適用など。改正指令で適用製品が大幅に拡大されたことから、移行期間は8年間とする。また、太陽光パネルは、再生可能エネルギーおよびエネルギー効率のEUの目標を達成するため、新指令の適用除外の扱いとなるという。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 ごみ・リサイクル
キーワード RoHS | 水銀 | 鉛 | 欧州委員会 | REACH | カドミウム | 改正 | 六価クロム | 電気電子機器 | CEマーキング
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