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 アメリカエネルギー省と内務省、先進水力発電技術の開発に1700万ドルを助成

発表日:2011.09.06


  アメリカエネルギー省と内務省は2011年9月6日、先進水力発電技術の研究開発に対し、今後3ヶ年でおよそ1700万ドルを投じると発表した。これは、「2035年にクリーンエネルギーで電力需要の80%をまかなう」というオバマ政権の目標達成に向けた施策の一環である。水力発電は信頼性の高い安定した国産エネルギーであり、再生可能エネルギーの中で最大の資源の一つとして位置づけられている。今回の助成では、11州において16件のプロジェクトが選抜された。選抜にあたっては、以下の4つの技術に焦点が当てられている。1)持続可能な小規模水力発電(既存のダムや水路に簡単に建設できる効率のよい小規模水力発電システムの開発と実証実験、10件)、2)持続可能な揚水式水力発電(開発の初期段階で地質工学的な評価を行い、先進技術で電力網につながることで風力・太陽光発電との統合を可能にするもの等、2件)、3)従来型水力発電所の環境調和技術(発電能力の向上と現地の魚類及び下流の水質保護との両立を目指す、3件)、4)内務省水利再生利用局における先進水力発電システム試験(実証試験、1件)。

情報源 アメリカエネルギー省  プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | アメリカエネルギー省 | 水質 | 持続可能 | 小型水力発電 | 水力発電 | ダム | 電力網 | 魚類 | 揚水発電
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