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 フランス、住宅等のエネルギー性能診断(DPE)の改善策を決定

発表日:2011.09.13


  フランスのエコロジー・持続可能な開発・運輸・住宅省(MEDD)は、住宅等のエネルギー性能診断(DPE)を信頼しうるものに改良するための6つの施策を発表した。DPEは住宅やビルのエネルギー消費量と温室効果ガス排出量を評価し、そのエネルギー性能の情報を提供するもので、フランスでは2006年に導入され、2011年1月1日からは不動産広告へのDPE表示が義務付けられた。これにより、消費者は物件の光熱費を把握することができ、不動産の購入や賃貸を決める際の重要な判断基準となっているが、計算方法などに問題があったため、MEDDでは2010年から関係者から広く意見聴取を行っていた。今回決まった施策は、1)診断員による詳細な説明により、個人に対する透明性を向上、2)分析データを増やし計算方法を改善、3)診断用ソフトウェアを当局認定のものに制限、4)データベースをオンライン掲示、5)診断員の認定試験の難易度を上げ診断能力を向上、6)診断員リストをオンラインで公表し、当局による不正防止の調査を実施、の6項目で、2012年1月1日から施行される。

情報源 フランス エコロジー・持続可能な開発・運輸・住宅省 プレスリリース エネルギー性能診断(DPE)
国・地域 フランス
機関 フランス エコロジー・持続可能な開発・運輸・住宅省 
分野 地球環境 環境総合
キーワード CO2 | フランス | 温室効果ガス | 住宅 | 光熱費 | 診断 | エネルギー消費 | 不動産 | エコロジー・持続可能な開発・運輸・住宅省 | エネルギー性能
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