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 ドイツ、電力料金における2012年の再生可能エネルギー上乗せ金額を公表

発表日:2011.10.14


  ドイツ連邦環境省は、再生可能エネルギー法に基づく2012年の電力料金への上乗せ金額は3.59セント/kWhと公表した。ドイツでは、電力需要に占める再生可能エネルギーの割合が2011年前半、17%から20%に増加したにもかかわらず、その買い取り費用に伴い最終消費者が負担する電力料金への上乗せ金額は安定しており、現在の金額(3.53セント/kWh)とほぼ同額となった。これは、平均的世帯では、毎月18セント弱の負担増となる。この上乗せ金額には、今回初めて流動性危機に対する準備金が含まれており、レトゲン連邦環境大臣は、「この準備金を含まなければ、2012年の上乗せ金額は、現在の金額を下回る」としている。大臣は、再生可能エネルギーが雇用・投資創出、ドイツ経済の強化、輸入エネルギーへの依存減に寄与し、その経済的重要性が増大していると指摘している。最新の世論調査では、回答者の80%が、上乗せ金額3.5セント/kWhは、再生可能エネルギーを促進するために適した額であると回答し、金額が低すぎるとの回答もあるという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | ドイツ | ドイツ連邦環境省 | 電力需要 | 電力料金 | 準備金 | 雇用創出 | 投資創出 | 経済強化 | 輸入エネルギー
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