国連環境計画(UNEP)と欧州委員会は、「ストックホルム+40会議」において、持続可能な消費と生産(SCP)政策に関する56件の優良事例をまとめた報告書「SCP政策に関する国際的な展望」を発表した。報告書で取り上げた事例は、多国間協定や地域戦略から、各国政府、企業、市民社会によるイニシアティブまで多岐にわたり、たとえば、アフリカやアラブ地域の政府間組織等による地域的なSCP戦略をはじめ、中国やイギリスのグリーンビジネスの成功事例、フェアトレードラベルや環境管理システム等が取り上げられている。報告書はさらに、すべての分野と地域で優良なSCP政策やイニシアティブを共有・導入していくよう提言も加え、政策決定者に対し、政策枠組みや戦略計画へのSCPの組み込み、企業のSCP投資を促進するための実施可能な政策枠組み提供などを求めている。UNEPは今後、この報告書が、世界全体の持続可能な開発の促進に向けた枠組みや具体的措置の構築につながることを期待するとしている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 持続可能 | 欧州委員会 | 国連環境計画 | UNEP | 生産 | 政策決定者 | 消費 | 優良事例 | ストックホルム+40 | 政策枠組み |
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