欧州委員会と国連環境計画(UNEP)は、新たに2013年までの戦略的協力協定を締結すると発表した。EUとUNEPは、過去3年間、多数の多国間環境協定に対して5000万ユーロを越える支援を行ってきたが、今回の協定はこの協力関係を踏まえたものである。EUとUNEPの環境政策の優先課題には共通する部分が多く、EUの2020年戦略がUNEPのグリーン・エコノミー、持続可能な資源管理、生態系と生物多様性の経済学(TEEB)等の活動と密接に関係することも協定締結の理由であるという。また、現行の協定に基づく追加資金として、欧州委員会は、ケニアの飲料水源、農業生産、水力利用、野鳥保護等のために欠かせない「マウ森林再生プロジェクト」に2百万ユーロを支援する。このほか、EUとUNEPは協力して、アフリカ、カリブ海、太平洋諸国における多国間環境協定を通じて途上国の環境保護活動を担う人材育成を行ってきた。また、環境分野の科学的証拠を政策形成につなげるための「KNOSSOSプロジェクト」も行っている。
情報源 | 欧州委員会 プレスリリース 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 生物多様性 | 持続可能 | 欧州委員会 | EU | 国連環境計画 | UNEP | ケニア | TEEB | 森林再生 | グリーンエコノミー |
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