国連環境計画(UNEP)と協力団体等は、ダイビングなど海洋の観光業によって脅かされている海洋生態系を守り、持続可能な経済開発を促す手引となるウェブ上の「ツールボックス」を、海洋の観光業者や資源管理者向けに作成した。レジャーダイバーは年間100万人も増加しており、海洋沿岸の脆弱な生態系、特に、海洋生物の宝庫として人気のサンゴ礁への圧力が増大している。ダイビングの拡大は経済成長に寄与しているが、一方、サンゴに直接被害を及ぼし、サンゴの被覆面積の縮小や脆弱性増大のおそれがあるという。このツールボックスは、東南・南アジアのダイビング・シュノーケル業界、地域、政府と連携してサンゴ礁保全に取組むUNEP等のイニシアティブ「グリーン・フィン」がこれまでに培った知識を活用して作成された。ツールボックスには行動指針のポスターやアイコンのほか、UNEPが漫画家と協力して作成した2分間の動画も含まれ、ダイバーやダイビング施設の管理・所有者、政府等が観光業の環境・経済面の持続可能性に与える影響をわかりやすく描いている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース 「グリーン・フィン」ツールとリソース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 海洋生物 | 持続可能 | 沿岸 | 国連環境計画 | UNEP | 海洋生態系 | 観光 | サンゴ | 資源管理 | ダイビング |
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