ロンドンオリンピック組織委員会(LOCOG)は、2012年夏に開催されるオリンピックの準備段階での持続可能性パフォーマンス報告書を発表した。これによると、メイン会場となるオリンピックパークは、かつて汚染された工業地帯であった河川流域を浄化・再生したもので、一帯はヨーロッパ最大規模の都市公園へと生まれ変わり、野生生物の生息地や洪水軽減措置としても役立つという。また、オリンピック施設から生じる炭素排出量の50%以上の削減、建物の解体・建設時に生じる廃棄物の100%近い再利用やリサイクルにも成功したという。UNEP事務局長は、「LOCOGの取組がきっかけとなって企業パートナーがリサイクルセンターを設置するなど、持続可能性の促進に大きな役割を果たしている」としてその取組みを称賛。今回のオリンピックで、既存の政策や技術によるグリーン経済の実現が可能であることを実証し、今後行われる大きなスポーツイベントにその経験を生かしていくため、UNEPも協力すると表明した。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | ごみ・リサイクル 自然環境 環境総合 |
キーワード | CO2 | リサイクル | 持続可能 | 国連環境計画 | UNEP | 廃棄物 | 報告書 | 公園 | グリーン経済 | ロンドンオリンピック |
関連ニュース |
|