海外ニュース


 IPCCインベントリタスクフォース、土地利用・土地利用変化及び林業(LULUCF)の排出測定指針を改定へ

発表日:2012.06.07


  気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の温室効果ガスインベントリタスクフォース(TFI)は、農林業や土地利用の変化からの温室効果ガス(GHG)排出の影響をより正確に測定するため、指針の改定に着手した。TFIは2003年に「土地利用・土地利用変化及び林業(LULUCF)に関する良好手法指針(グッドプラクティスガイダンス)」を発行しているが、京都議定書の締約国からは、2011年末の国連気候変動枠組条約(UNFCCC)ダーバン合意に沿ってこれを見直し、必要なら改定するよう要請を受けていた。UNFCCCの全締約国は、LULUCF起源を含めたGHGの排出・吸収量の国家インベントリを作成するが、IPCCの指針はその排出・吸収量推定方法に関する事実上の国際基準であり、気候変動をめぐる政策や国際交渉の基礎になる。IPCCでは、締約国からの要請に応じ、2012年6月のパネル会合で、同指針の見直しと改定を2013年10月までに行うよう、TFIに委任した。

情報源 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) プレスリリース (PDF)
国・地域 国際機関
機関 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 森林 | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | 京都議定書 | 土地利用 | IPCC | インベントリ | 指針 | 農林業
関連ニュース

関連する環境技術