韓国環境部の国立生物資源研究所(NIBR)は、2012年9月26日、韓国の固有種2177種を生物分類に従い学名で掲載した図鑑『韓国の固有種』を公表した。これには、主に韓国中部および南部で生息が確認された1084種(脊椎動物58種、無脊椎動物370種、昆虫393種、藻類21種、菌類2種など)の画像、学名、分類、物理的特徴、分布等の情報が収められている。特に英語表記の図鑑は、諸外国の理解を促し、韓国の生物資源に対する主権の根拠を示すデータとして活用されることが期待されるという。名古屋議定書の採択以降、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)が世界的な合意事項となっていることから、各国で生物資源管理が重要視されるようになった。環境部では、世界中の国々が在来生物種に対する主権を確保する動きを進めるなか、自国の生物資源に対する主権を主張する対象として、韓国の固有種は重要な要素と見なされるとしている。
情報源 | 韓国環境部(MOE) プレスリリース |
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国・地域 | 韓国 |
機関 | 韓国環境部(MOE) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 固有種 | 遺伝資源 | ABS | NIBR | 利益配分 | 生物資源 | 名古屋議定書 | 韓国環境部 | 図鑑 |
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