OECD、資源のライフサイクル全体を考慮した環境コストの管理が必要と指摘

発表日:2012.11.22

経済協力開発機構(OECD)は、資源の採取から製品の設計、製造、使用、最終処分までのライフサイクル全体を考慮した環境コストの管理が必要だとする報告書『持続可能な物質管理』を発表した。報告書によると、技術の進歩により鉱物、燃料、建設資材などの自然資源の利用効率は向上したが、資源の採取量自体は過去25年間で65%増加し、そのうち約5分の1が廃棄されているという。また、隠れた環境コストは資源のライフサイクル全体を考慮しなければ見逃されると警告し、銅の生産には大量の水の使用とCO2排出が伴うこと、紙製品のリサイクルは大幅な省エネルギーになること等の例を挙げている。そのため報告書は、物質のサプライチェーンに関わる広範な関係者が連携し、資源のさらなる利用効率向上を進める必要があるとし、政府には規制や経済的インセンティブ等の政策や情報交換の促進、産業界にはライフサイクル全体を通して健康や環境に悪影響の無い製品設計、市民には資源の無駄使いの削減、省エネルギー型の先進技術の利用などの取組みを推奨している。

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