東京都は、CO2排出量の少ない中小低炭素モデルビルを公表した。都は、CO2排出量の少ない低炭素なビルが評価される不動産市場の形成を目指し、平成24年5月に低炭素ビルに関する評価指標(低炭素ビルベンチマーク)を公表して、その活用を促進している。同制度は、地球温暖化対策報告書を提出している約2,000の中小テナントビルについて、延床面積あたりのCO2排出量(排出原単位)を7段階に区分して、ビルの低炭素レベルを示したもの(排出原単位が平均以下となるA1以上が、CO2排出量の小さい低炭素ビルの目安)。今回、「低炭素ビルベンチマーク」がA1以上である積極的に省エネに取り組む中小テナントビルを「中小低炭素モデルビル」として、ホームページ上で公表した。また、公表を希望する中小テナントビルの募集も実施している。都では、中小低炭素モデルビルの情報提供を通じて、中小テナントビルの省エネルギー対策を促進していくという。