パナソニック(株) エコソリューションズ社は、横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)の一環として、家庭用蓄エネ機器によるデマンドサイドマネジメント(DSM)実証実験を2013年7月23日より開始したと発表した。YSCPは、平成22年4月から日本型スマートグリッドの構築や海外展開を実現するための取組みとして、経済産業省「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定され、横浜市と民間企業が協働し、再生可能エネルギーの導入、エネルギーマネジメント等の各プロジェクトに取り組んでいる。今回の実証実験では、DSMの中核となる太陽光発電システムと蓄電池を、横浜市内の48戸の戸建住宅に装備し、エアコンなどのエネルギー消費機器をHEMSによってモニタリングし、各参加者のライフスタイルの分析をベースに一戸毎のエネルギーの最適制御を行う。同時に、各家庭の省エネだけに留まらず、48戸全戸の電力量を把握し、それらを一つの大きな蓄電池にみたて、一定エリア内でピークシフトするなど「エネルギーの地産地消」を目指すという。