パナソニック(株) エコソリューションズ社は、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)関連機器と高断熱パネルによりゼロエネルギーを実現した住宅を、平成26年4月1日より発売すると発表した。家庭部門の電力消費量は増加を続けていることから、ゼロエネルギー化を目指す国策が施行され、2020年までに1次消費エネルギーが正味(ネット)ゼロとなる「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」を標準的な新築住宅とすることなどの普及促進が図られている。また、環境問題や災害対策への関心から、家庭でのエネルギーの自給自足に対する意識も高まっている。今回発売する住宅は、建物の基本性能である断熱性能を高め、太陽光発電システムなどの高効率の設備機器を多数採用することで、家庭でのエネルギー消費量を減らすことができる。また、高効率太陽光発電で創りだした電力を蓄電池に蓄え、HEMSを活用し電力を賢く使用することで、エネルギー収支をゼロに近づけることが可能となったという。