国土交通省は、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」等を一部改正し、オフサイクル状態における排出ガス成分を著しく悪化させる原動機制御(ディフィートストラテジー)を禁止したと発表した。排出ガス低減対策をより一層進めるため、平成22年7月「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(中央環境審議会第十次答申)」において、国連欧州経済委員会(UN/ECE)で作成されたオフサイクル(公定モードを外れた走行)状態における排出ガスの世界統一基準を次期排出ガス規制として平成28年以降に導入することとされている。今回の改正は、平成21年排出ガス規制適合の軽油を燃料とする重量車において、オフサイクル状態に窒素酸化物(NOx)排出量が増大する事例が確認されたことを踏まえ、平成23年度に設置された「オフサイクルにおける排出ガス低減対策検討会」のとりまとめを受けたもの。適用対象は、軽油を燃料とする普通自動車、小型自動車のうち、車両総重量が3.5tを超えるもの。なお、公布・施行日は、平成25年10月1日である。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
大気環境 |
キーワード | エンジン | 窒素酸化物 | NOx | 環境省 | 国土交通省 | 排出ガス | 軽油 | 検討会 | オフサイクル | ディフィートストラテジー |
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