環境省は、平成25年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)における実証機関である「特定非営利活動法人地中熱利用促進協会」が、実証対象技術3件を選定したと発表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回、実証対象技術として、実証単位の(B)地中熱・下水等専用ヒートポンプで、サンポット(株)の「地中熱ヒートポンプユニット」1件、(C)地中熱交換部で、(株)イノアック住環境の「栃木県宇都宮市の病院における地中熱交換井とU字管」2件の合計3件が選定された。これにより、同分野における実証対象技術は計4技術となった。今後、実証試験計画に沿って、今年度末までに実証試験を実施し、実証試験結果報告書をとりまとめて公表する予定という。