環境省は、平成24年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)について、実証機関であるNPO法人地中熱利用促進協会が、実証対象技術6件を選定したと発表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回、実証対象技術として、(A)システム全体では、(株)アグリクラスターの水井戸活用の地中熱冷暖房システム1件、(C)地中熱交換部では、(株)イノアック住環境の地中熱交換井とU字管、ヒロセ(株)のソイルセメント杭利用の地中熱交換器、積水化学工業(株)とミサワ環境技術(株)の地中熱交換器、ダイカポリマー(株)の地中熱交換井とU字管(2件)、の2つの実証単位合計6件が選定された。今後、実証対象技術ごとの実証試験計画に沿って、実証試験を実施し、年度末までに実証試験結果報告書をとりまとめて公表する予定という。