環境省は、平成25年度環境技術実証事業ヒートアイランド対策技術分野(建築物外皮による空調負荷低減等技術)について、実証機関である「一般財団法人建材試験センター」が、実証対象技術27件を選定したと発表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回、実証対象技術として、1)窓用日射遮蔽:フィルム9件、コーティング材5件、2)窓用後付複層ガラス1件、3)屋根・屋上用:高反射率塗料7件、高反射率防水仕上塗料3件、高反射率瓦1件、4)ベランダ用保水性建材1件、の計27件が選定された。今後、実証対象技術ごとの実証試験計画に沿って、実証試験を実施し、年度末までに実証試験結果報告書をとりまとめて公表する予定という。