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 日立建機(株)、藻類バイオ燃料100%でハイブリッド油圧ショベルの500時間稼働を達成

発表日:2014.04.11


  日立建機(株)は、微細藻類から製造したバイオ燃料を100%の濃度で使用して、ハイブリッド油圧ショベルの500時間稼働を達成したと発表した。バイオ燃料とは、大気中のCO2を吸収して生長した植物の油から作られ、地球環境上のCO2削減に寄与する燃料。微細藻類は、いわゆる植物プランクトンで、パームヤシやトウモロコシなどの油糧植物を大幅に上回る効率で油を生産することができ、食糧需給に影響を与えずに化石燃料への依存度を低減し、持続可能な社会の実現に大きく貢献する可能性がある。今回の試験では、世界10数社に及ぶ各種の藻類バイオ燃料を詳細に検討し、ソラザイム社の燃料を選択。標準機に比べてCO2の20%低減と省エネを実現したハイブリッド油圧ショベルを使用し、500時間の稼働を達成することができた。同社では今後、500時間以降の長期稼働時や他機種への適用性を検討するという。

情報源 日立建機(株) プレスリリース
機関 日立建機(株)
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | CO2 | バイオ燃料 | 微細藻類 | 日立建機 | 油圧ショベル
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