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 三菱電機(株)、風力発電所設置時の発電量の予測精度を向上する「風計測ライダ」を開発

発表日:2014.05.28


  三菱電機(株)は、風力発電所設置時の発電量の予測精度を向上する「風計測ライダ」を開発したと発表した。風力発電所を設置する場合には事前に風況調査を行うが、従来は風況観測マストを建設、カップ式風速計による調査を行っていた。しかし、カップ式風速計は一地点の風のみの計測に留まり、さらに風車の大型化に伴い風況観測マストの建設費用が増加するという課題があった。今回開発したライダは、レーザー光により地上から上空風を遠隔観測するもの。風車のローター面を含む全高度の風を計測できるため風車の発電量の予測精度が向上するほか、風況観測マストが不要となるため費用の大幅な削減が可能となる。また、同ライダは、再生可能エネルギー技術の研究機関であるオランダエネルギー研究センター(ECN)での第三者評価試験において、風力事業への導入基準をクリアすることが2014年4月に承認されたという。同社では、2014年6月に製品化を予定している。

情報源 三菱電機(株) ニュースリリース
機関 三菱電機(株)
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | 三菱電機 | 予測 | 観測 | 発電量 | 風車 | 風況 | ライダ
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