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 日産自動車(株)、塗装工場からの環境負荷を半減する塗装技術を開発

発表日:2008.09.18


  日産自動車(株)は、塗装工場からの環境負荷(CO2及び揮発性有機化合物(VOC))を半減する塗装技術を新たに開発したと発表した。自動車塗装工場は、空調による加熱、冷却、加湿を行なうため、自動車製造工程全体の約1/4のエネルギーを消費している。今回の塗装技術は、塗り幅と塗布量を自由に変化させながら部位に応じて自在に塗り分ける技術で、メタリック塗装において従来困難とされてきた「塗り方を変えても色は一定にする」という課題を、ミクロンレベルの塗料微粒子コントロール技術により解決するもの。塗料をムダにせず広面積を一度に塗ることできるため、塗装装置の半減と高速塗装(従来比2倍)が可能となり、塗装工場自体の最小規模化による使用エネルギー及びCO2排出量の大幅削減ととともに、VOCに関しても塗料及び洗浄溶剤の廃棄量を最大50%削減することが可能となった。

情報源 日産自動車(株) ニュースリリース
機関 日産自動車(株)
分野 地球環境
キーワード 環境負荷 | 日産自動車 | CO2排出量 | VOC | 揮発性有機化合物 | 塗装 | エネルギー使用量
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