環境省は、平成26年度環境技術実証事業(湖沼等水質浄化技術)について、実証機関である(一社)埼玉県環境検査研究協会が、実証対象技術2件を選定したと発表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回、閉鎖性水域において、汚濁物質(有機物、栄養塩類等)や藻類の除去、透明度の向上、底泥からの溶出抑制を達成する技術や、その他の水質浄化や水環境の向上に役立つ技術を募集・検討した結果、以下の2件を実証対象技術として選定し、環境省がこれを承認した。1)(株)エディプラスの環境配慮型撹拌装置、2)(株)竹村製作所の促進酸化水処理システム。今後、実証試験計画に沿って、実証試験を順次実施し、実証試験結果報告書をとりまとめて公表する予定という。