環境省は、環境技術実証事業(湖沼等水質浄化技術)における平成21年度の実証機関として、(社)埼玉県環境検査研究協会を選定するとともに、同協会が実証対象技術の公募を開始したと発表した(公募期間:平成21年7月13日から平成21年8月7日17時必着)。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証し情報公開を行うことにより技術の普及を目指すもの。今回公募する実証対象技術は、閉鎖性水域において、汚濁物質(有機物、栄養塩類)や藻類の除去、透明度の向上、底泥からの溶出抑制等を達成する技術で、現場で直接適用可能なもの。ただし大規模な土木工事を要する技術(底泥浚渫、浄化用水導水等)は対象とせず、すでに商業化段階にある技術で、過去に公的資金(国費)による類似実証等が行われていない技術であること等が条件となっている。