環境省は、平成26年度二国間クレジット制度(JCM)を利用したプロジェクト設備補助事業について、二次公募採択候補案件(第二回)を決定したと発表した。同事業は、JCMの活用を前提として途上国において優れた低炭素技術等を活用してエネルギー起源CO2の排出削減事業を行い、測定・報告・検証(MRV)を行うことで、JCMによるクレジットの獲得と日本の削減目標達成への活用を目指すもの。今回、同事業の執行団体である公益財団法人地球環境センター(GEC)が、平成26年9月11日から二次公募を行ったところ、これまでに2件の応募があり、審査した結果、荏原冷熱システム(株)の「バングラデシュにおける省エネ型ターボ冷凍機を利用した工場設備冷却(ダッカ市郊外)」1件を採択候補案件として決定した。同省では今後、交付決定の手続等を進め、JCMの取組の一環として、事業を進めていくという。なお、二次公募は、応募締切を平成27年1月30日まで延期し、引き続き案件を募集している。