環境省は、平成27年度二国間クレジット制度(JCM)を利用したプロジェクト設備補助事業の採択案件を決定した(二次公募における第5回採択)と発表した。同事業は、途上国において、優れた低炭素技術等を活用してCO2排出削減を行い、測定・報告・検証(MRV)を行うことで、JCMによるクレジットの獲得と日本の削減目標達成への活用を目指すもの。今回、同事業の執行団体である公益財団法人地球環境センター(GEC)が、平成27年9月7日から実施している二次公募において、最終採否審査を21件実施し、17件を採択した。同省では今後、各案件を通じて途上国に優れた低炭素技術を導入することで、世界規模でのCO2排出削減と優れた低炭素技術の海外展開を具体化するとともに、JCMクレジットの獲得を図っていくという。