名古屋市は、2012年度(確定値)および2013年度(速報値)の温室効果ガス排出量の調査結果をとりまとめ、公表した。これによると、2012年度の温室効果ガス排出量(確定値)は1,342万トン-CO2となり、基準年度(1990年度)から22.9%、前年度から11.6%減少した。この要因として、エネルギー消費量が減少したことに加え、電気事業者の取組により電力原単位が大幅に改善したためとしている。一方、2013年度の温室効果ガス排出量の速報値は1,554万トン-CO2となり、基準年度から10.7%減少したが、前年度から15.8%増加した。エネルギー消費量は前年度とほぼ同じであったが、京都議定書第一約束期間(2008~2012年度)が終了したことに伴い、電力原単位が大きく変化したことによるものという。